施工実績

次の60年を住み継ぐ萱葺き屋根の平屋

高松市 U様

築120年余りの古民家を、古さを活かしつつも高齢の親と子が快適に暮らせる現代の家にリノベーションしました。
母屋以外の3つの離れ等は減築。田の字造りの4つの和室は南面の座敷のみを残し、20畳を超える南向きのLDKと北側の寝室、2つの洋室へと大きく間取りを変更。キッチン・バス・トイレも一新して、夏冬とも快適に暮らせる家に生まれ変わりました。
地域
高松市
種別
施工箇所
1階全面
工期
8ヵ月
築年数
約120年
施工面積
131㎡(39.7坪)

Before 施工前

大屋根と和室6室に大きな土間のある母屋は、夏は涼しいものの冬は寒く灯油ストーブが欠かせなくなっており、3つの別棟を合わせると合計14部屋もあって掃除をするのが大変な状態で、両親だけが暮らすには段々厳しい住まいとなってきていました。

After 施工後

玄関ホール・LDK・洋室

玄関ホールは2畳分の広さで、この家の広さをを体感いただける空間としています。
また南向き約20畳のLDKではキッチン越しに来客と語り合う事ができ、両親が訪れてくる友人知人達とお茶を飲みながらゆっくりくつろぐことができるようになりました。南面の座敷への襖戸をLDKに設け、また北面の洋室は天井の梁が見える仕上としました。
玄関ホールには収納スペースも設置
LDKの南面は大きな窓を設置、構造上残した柱はアクセントに
北面真ん中と北面東側の間の壁の上部は梁が見える仕上に
和室の襖戸は以前のままの寸法で仕上

和室

8畳の和室は、仏間と床の間、主寝室との間の扉戸に上部の欄間は残した上で美装を行いました。
仏間と床の間を美装
和室南側の廊下の外に見える庭
和室の長押には昔からの紋章
北側の寝室との間の欄間は和室側のみから見える仕上に

寝室・玄関・外構

屋根は藁ぶき屋根の被せた金属屋根をガルバリウム鋼板に変更し、瓦屋根は一部を補修。雨天時を考え玄関を少し内側に下げています。北西の主寝室は梁が見える仕上で収納スペースも多く設けました。今回の改修で解体した離れや納屋の有ったスペースは、砂利敷きの庭と駐車スペースを設けました。
焼杉仕上げの外壁と引違いの玄
主寝室の西側は全面収納
母屋西側には駐車スペースを設置
駐車スペースの前には庭を通って母屋に向かう通路を設置

Under construction 工事中

最終的に解体した別棟に仮住まいしながら工事は進めました。増築などで手を入れていた部分を取りはずし、ほぼ約120年前に建てた時の骨組みに戻してから工事を進めました。
TEL.0120-63-4920 受付 / 9:00~18:00 定休日 / 水曜日・年末年始・お盆
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