お悩みコラム
Case1間取り変更で叶える快適な暮らし
時代と住む人に合わせたリノベーション


一般的に住みやすいと感じる住宅の間取りは、時代の流れとともに変化していくものです。
例えば伝統的な和室四間が建具で仕切られた田の字の家も、各室の風通しも良く、冠婚葬祭の際に一続きの大きな空間とすることができ、昔の生活様式に合った間取りと言えます。
古くに建てられた家をリノベーションする際は、現在のお客様のライフスタイルに合わせた間取りに変更することをおすすめします。
間取りの改修を行うことで、デザイン性を高められるだけでなく、住まう上での健康面や快適性にも大きく違いが生まれるのです。
パッシブデザインを基本とした間取り計画
私たちは、リノベーション工事をおこなう際、パッシブデザインと呼ばれる設計方法を重視しています。
【パッシブデザインとは】
太陽の熱や光、風などの自然エネルギーを住宅に最大限活用して、省エネで快適な暮らしを目指す設計手法
この手法を生かし、実際に暮らす人のライフスタイルに合わせたコンパクトでスムーズな生活動線を生み出します。
また、立地や日照条件など既存建物のポテンシャルに合わせ、パッシブデザインをベースにした間取り計画を丁寧に組み立てることで、冷暖房などの電気設備だけに頼り切らない、自然の暖かさ・光や風などの心地良さを感じられる生活が送れるようになります。
【改修例】


昔ながらの古い家はお客様を迎えるため、住まいの中でも特別な部屋として快適な南側に客間が用意されていました。
一方で、住まい手の居住スペースは暗くて寒い北側にある、というのが多く見受けられる間取りです。
しかし時代の流れとともに生活様式が変化し、現代は住まい手自身の快適さや健康的な日常生活を重視するようになりました。
実際に、民家の改修で居住空間を北側から南側に変更するケースが多くあります。
それに合わせて2間の和室を繋げたり、広縁を部屋の一部に取り込むことで、LDKとして大空間を実現し、暖かな空間でのびのびと過ごせるようになります。
ご自宅の改修をお考えの方は、今の暮らしの不便なところを洗い出し、私とともに快適な住まい方を見つけてみませんか?
これらの基礎知識を参考に納得のいくリノベーションを実現していただければと思います。