代表挨拶

[代表]大河内 孝の想い

1957年生まれ。三豊市財田町出身。
財田中小学校、和光中学校、観音寺第一高等学校、広島工業大学建築学部を卒業後、地元と東京の設計事務所を経て、昭和60年に大手ハウスメーカーへ入社。
平成元年、株式会社大河内工務店へ入社し平成9年2代目社長(一級建築士)に就任。現在に至る。

私は大河内工務店の代表、大河内孝です。正直を申し上げますと築50年以上経った日本家屋の補修、リフォームは大変です。
あなたは「現場合わせ」という言葉をご存じでしょうか?職人さん・大工さんが、現場で新たな部材をつくったり、問題のある箇所を微調整したりすることを「現場合わせ」と言います。
日本家屋の家の補修やリフォームは、この「現場合わせ」の作業の連続といっても過言ではありません。木というものは、建てた当時のまま水平・垂直の状態を保ってくれるわけではありません。 特に築 50 年を超すような日本家屋ともなると、鴨居や敷居が反ったりねじれたり、ある いは収縮したりしていることがしばしばあります。 すると、障子やふすまが閉まりきらずにすき間が空いてしまう、といったことになります。
そんなときは、どうすればいいのかおわかりになりますか? 実は、大工さんや建具職人さんがカンナ・ノミを駆使して何とかするのです。 つまり、柱の反り・ねじれ・収縮にピタリと合うよう障子やふすまを斜めの形にしたり、持ちあがった敷居を削ったりといった微調整が必要です。
なぜそこまでやる必要があるのか?それは建て主様が家に込めた「思い」を大切にしたいからです。

  • 背比べのためにつけた柱の傷
  • 蚊取り線香をうっかり落として焦がしてしまった床の一部
  • 兄弟で競って描いた壁の落書き
  • 所構わず貼りつけた、お菓子や子供向け雑誌のおまけでもらったシール
  • 先代から大切に遺してきた建具 など、そこで暮らしてきた家族の想いの跡が残されています。

取り壊してしまえば、これらの「思い」や「歴史」が戻ってくることはありません。だからこそ、私たちは一つでも多くの「思い」や「歴史」を守りたいのです。 もちろん、一人の力は微々たるものです。
しかし、私たちとともに家づくりをしている腕利きの大工さん、職人さんたちと力を合わせ れば、すべての香川の日本家屋を守ることも決して夢ではないと考えています。

株式会社大河内工務店
代表取締役 大河内孝

TEL.0120-63-4920 受付 / 9:00~18:00 定休日 / 水曜日・年末年始・お盆
ページトップへ